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オリジナルキャストで見よう!Shrek the Musical | ミュージ"かる"の部屋
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オリジナルキャストで見よう!Shrek the Musical

      2016/09/27


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サットン・フォスターのコンサートの前にマカオでツアー版のShrek the Musicalを見てきました。
実はShrek the MusicalはBW公演が映像として残っていてDVDなどでリリースされています。
このBW公演の映像をマカオ公演観劇後に見たのです。
ツアー版と映像とはいえオリジナルキャストによるBW公演を続けて見て、比較することができたのはなかなか面白い体験でした。

wikiによると幾つかの公演と撮影用の観客を入れないパフォーマンスを編集したもののようで、純粋なステージの収録とは異なるようです。
実際にツアーでみた内容と比較すると、どう考えても演出上不可能と思えるような場面もあったので、そのあたり舞台演出をそのまま残すのではなく映像作品としての見栄えを重視しているのだと思われます。
このソフトは2008年に開幕したBW公演をオリジナルキャストで収録しながら、リリースされたのは米国国内ツアーとWE公演が終わった2013年の秋。
そういう意味でも面白い試みです。
BWやWEのミュージカルがソフト化されているものはいくつかありますが、大抵はオリジナルキャストじゃないですよね?
私の知っているものではMEMPHISぐらいで、RENTBilly Elliotはオリジナルキャストではありません。
とりあえず、オリジナルキャストで撮影しておいて生の舞台の賞味期限が終わる頃にリリースするというのはファンにとってはありがたい。
仮にオペラ座の怪人並にロング・ランした場合はお蔵入りさせてもいいからオリジナルキャストは撮影しておいてほしいものです。

 

で、感想はというと…めちゃくちゃ面白いんですって!
シュレックは原作アニメを見ておらず、サットン・フォスターがフィオナ姫として出演していた事を知った時には”無駄遣いじゃないの?”と思ったものですが、そんなことはなかった。

トニー賞動画にも登場するシュレック、ドンキー、フィオナ姫、フォークアード卿の4人がメインキャラクターで後はアンサンブルなのですが、この4人には強烈な個性が必要で、その出来によって舞台の印象は全く変わるのです。
その辺はネタ元でもあるディズニーアニメ系のミュージカルとは大きくちがうところ。
ディズニーミュージカルは当然オリジナルキャストの貢献は高いにせよ、キャストが変わっても満足できるような作りになっていると感じます。
(アラジンのジーニーのような例外はあるにせよ)
それに比べてShrek the Musicalは先のメイン4人の力量に大きく依存する作りで、このオリジナルキャストの芸達者ぶりは素晴らしいの一言。
特にフィオナ姫はディズニープリンセス的なキャラクターではなく、塔の上で7歳の時から23年も王子様を待って待って待って待ち続け、とことん拗らせた電波姫w


上の動画はフィオナ姫が最初に登場するシーンですが、これだけでも相当インパクトがある。
フィオナ姫の演技は4人の中でも特に重要、だからサットン・フォスターなんですねー
彼女はある意味過剰とも言える歌の巧さや演技力によって、単にコミカルなだけじゃない強烈なフィオナ姫を生み出しています。
Thoroughly Modern Millie、Shrek the Musical、Anything Goes、Violetとホントになんでもできるんですね。
もちろんVioletで見たシリアスな演技も素晴らしかったけど、コメディの方がより彼女の良さが際立つと思うな。
歌の巧さもタップも堪能でき、さらには変顔にオゲレツなシモネタ(といっても子供向け)まで披露する熱演。
先日のコンサートを見た人には是非とも見て欲しいw

フィオナ姫に次いでインパクトがあるがフォークアード卿。
演出のアイデアが面白いのもあるけど、この人も強烈でした。
さっきのトニー賞動画でもわかりますが、背が小さいという特徴を膝立ちで演技することで表現しているんですよね。
もちろん見ている人にはバレバレw でもそれが面白い。
途中にあえて立ち上がって動く部分もあったりして上手く見せてます。
これ大変だろうなぁー
膝をついたまま移動するのも大変だけど、体の動きで表現できる幅が狭くなるでしょ?
実際、かなり顔芸で魅せていました。

残りの2人は、ドンキーは黒人が演じるありがちでベタなブラックコメディアン風、シュレックただ一人が全編を通して真面目な演技。
ではありますが、だからこそ役者の力で受ける印象は変わるのです。
だって前述の2人にありすぎるほどの存在感があるから、ヘタをすると何の印象も残らないなんてことになりそうで。
そこは流石にオリジナルキャスト、ドンキーはマシンガントークで魅せてくれ、シュレックもサットン・フォスターの強烈なフィオナ姫と並んで十分の存在感でした。
シュレックはドラマ部分の大半を受け持っているんで、そこが微妙だとストーリー部分が薄くなってしまうからね。
2人共存在感があってフィオナ姫とフォークアード卿の濃さに見劣りしないパワーがありました。

 

とにかく、ほんとに楽しくあっという間の2時間でした。
オリジナルキャストで見るShrek the Musical(のソフト)、ファミリーミュージカルだけれども大人でも十二分に楽しめます。
たったの$14.99、騙されたと思ってiTunes Storeで購入して見てください!
英語字幕もついてます。

 

 

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