Bette MidlerのHello Dollyはスゴイよ!
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HELLO, DOLLY! とにかく楽しかった!!!
もともと映画は見ていて、楽曲が好みなので楽しみにはしていたのですが、想像を遥かに上回る体験でした。
そう、”面白い舞台を見た”ではなくて”楽しい体験”だったのです。
誤解が無いように付け加えると、舞台も面白かったです。
Playbillで確認すると出演者26名(アンダーやスイングを入れるともっといる)にオーケストラが22名(数えたけど自信ない)という大所帯、とても豪華な舞台でした。
だけども新しい何かがあるわけではない。
クラシカルな造りなので、現代的なミュージカルが好みな人にはあわないかもしれません。
じゃあ何がすごいのかといえば、ベット・ミドラーのスターパワー。これに尽きる。
一応名前は知っていたし、映画ROSEも見ているのですが、実際どのくらいのスターなのか?といえばピンとこなかったのです。
もうね、とにかく客席の盛り上がりがすごかった。
これまでにもスター主演のミュージカルは、マシュー・モリソン主演のFinding Neverlandプレビュー初日、イディナ・メンゼル主演のIF/THENのプレビューを経験したことがあったのですが、この2つに比べても今回のHello Dollyの客席の盛り上がりは別格でした。
新作のプレビュー期間、特に初日などは濃いファンが多いようで、正直舞台の出来と関係なく客席は盛り上がるようなところもあります。
BW公演としてはコケたIF/THEN(その後のツアーまで一部公演とはいえ、イディナ・メンゼルが引っ張り出されていたぐらい)ですが、それでもプレビューで見た時はイディナが出てきて”Hello, It’s Me.”の一言だけでショーストップ、熱心なファンは普通の観客よりある意味アマいともいえるw
だけども、そこに普段とは違う楽しみがあるのも事実。
だって今回のHello Dolly、そもそも看板・広告からコレですからね。
Bette MidlerとHello Dollyの文字が同じフォント同じ大きさで、しかも作品名より主演女優名のほうが上に来ているわけです。ちょっと普通じゃないです。
序曲が終わって数分後、Bette Midlerが登場すると即座に割れんばかりの大歓声で客席はオールスタンディング!
その後も事あるごとにショーストップしていました。
1幕最後のBefore the Prade Passed byと2幕の見せ場Hello Dollyも当然のようにスタンディングオベーション。
Before the Prade Passed byはベッドミドラーがバトンを持って銀橋に出てくるんだけど、そこで客席にバトンを落とすハプニングが発生、だけど最前列のお客さんがそれをすかさず本人に渡して、客席は大盛り上がりw
どの箇所か忘れちゃいましたが、スタオベのとき、ベッドミドラー本人が客席に座れってジェスチャーしていたぐらいw
さっき触れましたがFiddler on the Roofのステージと同じようにオケピの上まで舞台を拡張して銀橋風になっているのですが、あれもステージを広く使うというだけじゃなく、ベッドミドラーのスター性を最大限に活かすために違いない。
だって銀橋を渡るのはスターの証でしょ?
2幕のHello Dollyでもサビでベット・ミドラーがお供を従えて銀橋を練り歩きます。
もうホントにコテコテの演出だと思うけど、これがハマるのなんのって!
これでもかというぐらい客席は大盛り上がりでした。
さらに曲が終了した後にアンコール的にサビの部分でもう一度銀橋を横断するのですが、その時の”One more time!”の掛け声が全く聞こえなかったw
カテコも通常通りの挨拶がおわり、舞台上からキャストが捌けたあと、ベッドミドラーのみ1人で再登場し、喝采を受けていました。このあたりもスター仕様だなー
ほんとにお祭りという言葉がふさわしい。プレビュー初日でした。
いやー、キャンセレーションラインに約2時間弱、最後の1時間は激寒の外で耐え$189払ったかいがありました。
でも2Fの$300を買っていたとしても満足したはず。1Fプレミア価格$450や最前列の$600は流石に…ですが。
座席の場所は1F後ろの方でしたが、客席の反応が見られたので今回は後方で正解でした。
ベット・ミドラー以外のキャストではFiddler on the Roofで好きになったMelanie Mooreがいましたね。
NeverlandでのアンサンブルからFiddler、Hello Dollyと役が大きくなっています。
だってFiddlerのハバ役はホントに良かったからね!でも今回は変な叫び声を上げるだけの特に踊るわけでもないキャラでした。
劇中で踊らないからか、本編が終わってからのカテコ前にソロダンスもらってました。なんだそれw
他にNewsiesに出ていたJess LeProttoもいましたね。
流石に$600や$450のチケットを買ってベッドミドラーがお休みだと納得できない人が多そうでw、 彼女が出演する日は決まっています。
単にHello Dollyという作品が見たいのであれば、そこを狙っていけば簡単に安価(といっても定価でしょうが)で見られそうですが、せっかく見るのであれば、ベット・ミドラーで見ていただきたい。
できるだけ早く見た方が信じられないぐらいの客席の熱気も合わせて、まさにBroadwayという体験ができるはずです。
興味を持たれた方には、ぜひご覧いただきたいので、現時点でのチケット入手のコツを。
富豪の人はもちろん正攻法でプレミア価格を支払えばいいのですがw、ベッドミドラーの大ファンで少しでも近くで拝見したい!という人以外は1Fの後ろ半分か2Fで見る方が客席の反応も含めて楽しめるのでオススメです。3Fだっていいと思います。
実際のところ、あまりのチケットの高さに完売はしていないと思います。(特に平日)
ネットで買う場合も何度もチェックしていれば、以前はなかった座席も現れます。
さらに現地入りしてから劇場に出向きBOXオフィスで売り切れといわれても、まだ諦めるには早い。というか窓口でキャンセレーションラインに並べと言われました。
要は極力高値で売って、最後の最後に残りを定価販売することで売上を最大化するのでしょう。
今回でいうと、並んでいるときもテレチャージで検索すると、まだ$450のチケットを販売していました。
窓口にあるチケットとネット販売のチケットは違うような印象でしたが、直前には全て窓口に戻ってくると思われます。
その後、開演30分ぐらい前に$299と$189のチケットあると言われ、$299でいい人はその時点で買えました。(これで買っても良かったけど、直前で売り切れた)
更に、開演10分前に$189のチケットを販売開始、$299のチケットが売り切れた結果、列の先頭になっていたので$189のチケットが何枚あったのか分かりませんが、途中の案内を見ている限り最低でも10枚程度はあったはず。列は開演直前まで少しづつ伸び続けていましたが、2種類のチケットがあると言われた時点の10数名は全員買えるような雰囲気でしたから。
これは特別なことではなく、BWやWEにはキャンセレーションという仕組みがあり、完売している公演でも開幕直前、大体10分ぐらい前にキャンセルになった席が販売されます。
私の経験では、キャンセレーションラインでも結構買えます。
3,4回買ったことありますが、買えなかったのは一度だけ、それも日本でシャーロット・ケイト・フォックスが出演していたシカゴでの出来事。
当日券に並んでいたら手前で売り切れ、キャンセル分を販売するといわれるも、あと一人の差でそれも買えずw
これまでのところBWとWEでは1,2時間並んで全て買えています。
今でいうとHamiltonじゃなきゃ買えるんじゃないでしょうか?もっとも、最低1時間は早く劇場窓口に行きましょう。