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GROUDHOG DAY | ミュージ"かる"の部屋
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GROUDHOG DAY

   


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大大大好きなMatildaの楽曲を手がけたティム・ミンチンの新作で、今回の大本命!
…だったのですが、ちょっと、いやかなりがっかりした。
だって楽曲に魅力がないんだもの!
ちなみにMatildaだって必ずしも全曲が素晴らしいとは思っていないのですが、Naughty, When I Grow Upという超強力なナンバーがあった。色々な感想を見ているとRevolting Childrenもそう捉えている人が多いようです。
ミュージカルなんだから、やっぱりそういう強力なキラーナンバーがないと辛い。それがサントラ購入の動機になり、何度も聞いているうちにその他の曲も耳に馴染んでくるわけです。
残念ながら、GDに関しては既に1曲も覚えていません。

ただ観劇前にも少し気になる点はあったのです。
それはティム・ミンチン自身のパフォによるSeeing Youを見た時の印象が微妙だったから。
全曲が最高だとは思っていないけど、事前にイベントで紹介するナンバーは普通に考えれば自信があるもの、パフォを見た人に劇場に行きたいと思わせるものを選ぶはずじゃないですか。
おまけにSeeing Youはストーリー的にもメインナンバーのはず。(映画を見ていたので、そう判断した)
それが響いてこないのはどうなのかなぁと。実際に見た結果、やはりSeeing You以上の曲はなかった。
ティム・ミンチン的には次回作に期待します!

GROUNDHOG03

お話はタイムループもので、同じ場面を何度も何度も繰り返すのをどうやって処理するのかな?と楽しみにしていましたが、盆を使っていました。それこそレミゼかよ!というぐらいにw
ループの演出はとても分かりやすくて、上手いなーと感じました。
あまり前の方じゃなくて、少し引いたほうが見やすいかもしれません。(カーチェイスの場面なんかは特に)
そうそう、1箇所手品的なところがあった。主人公が瞬間移動するの。あれどうやってるのかな?
とにかく盆だけじゃなくて、全体的に装置ミュージカルなんですよね。セットはかなり色々動きます。
プレビュー初日は2幕の途中で止まって、結局問題が解決できずにコンサート形式で再開し、その日のお客さんはチケット振替になったとか。
私が見た2日目は問題なかったですが、3日目も一時中断したそうで、プレビュー期間中は様々な点で課題があるのでしょうね。
(NY到着日に劇場にチケット買いに行くも、プレビュー初日は買えずがっかりしたのですが、結果として滞在中の公演日3日間の内で唯一止まらなかった日に見られたのは良かったのかもw)

じゃあ、正式オープン後に完成版をもう一度見に行くか?というと多分行かない。
GDはタイムループものということもあってストーリー展開を知らない方が絶対にいい。映画での予習もしないほうが良かったと思ったぐらい。
そうすると、2度目の楽しみは音楽や演出になるわけで、音楽が弱いのは致命的かなぁ。

役者的にはアンディ・カール劇場といっていい。
ヒロインですらアンサンブルといっていいぐらいの扱いなのですが、コレは女優さんがどうというより原作映画からしてそんな感じですからね。
主人公だけが能動的に行動するわけで、都度リセットされるの他の登場人物は主人公の行動の変化に合わせて反応が変わるのですから仕方ないでしょう。
同じことを何度も繰り返すのは笑いを取りやすいし、映画以上に舞台向き。
とにかくアンディカールお疲れ様でしたw

GROUNDHOG01

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