Illinoise
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2024.5.22 19:00 St. James Theatre
2024年3月のオフBW上演からの駆け込みBWトランスファーで今シーズンのノミネート対象に間に合わせるためプレビュー期間を設定せず4/24にいきなり本開幕したこの作品。ストーリー性は薄くてショーに近いのはなんとなく知っていたが、一応作品賞を含め4部門にノミネートされているので外すわけにもいかずw見ることにした。
WIKIにはdance revue musical とあるのだが、ぶっちゃけミュージカルではないと思う。
Illinoisというアルバムをベースに作られた舞台作品で12人のダンサーとバックバンドによるダンスショー。ダンサーたちにはセリフがなくパフォーマンスのみでストーリーを表現し、バックバンドには3人のボーカルがおり彼らが歌を歌う。この3人のボーカルは背中に蝶の羽を背負っていることから出演者と考えるべきだろう。実際カテコの挨拶ではわざわざバンドの定位置であるセットの2F部分から降りてきて挨拶する。しかも順番的にはダンサーの後。まあこの挨拶順は通常出演者の後にバンド紹介だからどちらにも属するボーカルはその間になっただけでダンサーより役割が上というわけでもないのだろうが。
厳密な定義はないと思うが、ミュージカルレビューはストーリーはないが歌は出演者が歌うという印象なので、セリフはないが一応物語はあって出演者ではなくバンド側にいるボーカルが歌を歌うこのショーはノンバーバルパフォーマンスの一種なのではないかと感じた。(ボーカルの歌は物語を伝える手段のひとつなので厳密にはノンバーバルとも言えないが)
作品主体で考えると楽しめなかったわけじゃないし不満はないのだが、これで枠を消費した結果見られないミュージカル(The Heat of Rock and Roll)があるという点では失敗したーーと感じてしまう。
ダンスはバレエ要素が強い印象でエンタメより芸術要素を強く感じる。楽曲が環境音楽的なのもその印象を強くする。バンドにパーカッションを兼ねるヴィブラフォン(共鳴管が付いた鉄琴)奏者がいたので彼女がヴィブラフォンを演奏しているときはダンサーそっちのけで双眼鏡でガン見していてそれはそれで楽しかったw ヴィブラフォンやマリンバの演奏風景って見ごたえあるじゃない。ついでにドラムも見えたし。RUSHチケット$45でサイドのパーシャルビューだったので反対側だと見えなかったのである意味ツイていたといえるかもw