Suffs
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2024.5.23 19:00 Music Box Theatre
女性参政権運動の活動家であるAlice Paulを主役に参政権など女性の権利獲得運動をえがいた作品。主演のShaina Taubが脚本と作詞作曲も担当していて、HamiltonのLin-Manuel Mirandaのようだ。題材的にもHamiltonを想い起こさせる。登場人物の大半は女性だが米国大統領などの男性も女性キャストが演じ、オーケストラを含めて女性のみで上演されている。このあたりは1776っぽくて、Hamilotnと1776を足して割ったのがSuffsという印象を受けた。
WIKIによると劇中にも登場する参政権運動家であるDoris StevensのJailed for Freedomがネタ本らしい。(日本語訳があるわけでもないのでハードル高すぎで手がないw)直前に登場人物のWIKIをさらっと読んだが(人数が多くてそれも時間不足…)、予想通り教養と英語力の不足でついていけないところも結構ありましたよ…
題材的にシリアスな内容を想像していたがコメディタッチで笑いどころも多い。ダンスミュージカルではないが、集会シーンなどでフォーメーション的な動きもあって視覚的な楽しさもあった。楽曲も良いです。下はビッチ上等みたいな曲ですw
- 難易度高かったのでゆっくり復習したい。Scriptで回るといいな。
- 一幕最後、Inez Milhollandが参政権運動で各地を駆け回り演説中に亡くなるシーンで、大きな音が聞こえるぐらい派手に倒れるので、毎公演こんなことしていて体は大丈夫なのだろうか?と劇中の境遇に重ね合わせて見てしまった。あ、コレも演出なのか…
- 序盤に平等を訴える”The Merch”という曲があるのだが、ラストが”Keep Marching”という曲で(リプライズではなくメロディも違う)閉めるのが、アツい王道で泣けたw
- 全部自分でやるスタイルと言えばリンだが、彼は企画力が一番のウリで全部の中では作曲が少し弱いと思っていて、楽曲の魅力はHamiltonよりSuffsの方が上だと感じた。そして同じく全部やるシャイナは企画力が弱いのかもしれない。Hamilton二似ちゃうところとか…それでも次回作が楽しみだ。