How to Dance in Ohio

      2024/06/04

2024.5.20 20:00 Palladium TImes Square

昨年11月にプレビュースタートの新作だったが公演回数99回で早々とクローズしたため未見だった作品。
トニー賞のノミネート発表前に一夜限りのリユニオンコンサートで復活するとニュースが聞こえてきたが、既に枠がいっぱいでその時は関心がなかった。その後別作品(Lempicka)が私が行く前日にクローズすることが発表されwこれも縁かなと思い見ることにした。ストプレにも関わらずトニー賞楽曲部門にノミネートされていたStereophonicと迷ったが、両方のキャストアルバムを聴き比べるとこちらが断然好みだったからというのも大きい。

会場はPalladium Times Squareというコンサートホールだが、Lion Kingを上演しているMinskoff Theatreのすぐ傍なので位置的にはBW界隈。1日限りの限定公演だからかPlaybill的な無料プログラムはなく、代わりにデジタル版がDLできるようにQRコードが掲示されていた。
関係者などのインタビュー映像を合間に流しながら、舞台の楽曲のみを披露するというコンサートで完全にファン向けのイベントという印象。(どういうつながりかSchool of RockやBeetle Juiceのアレックス・ブライトマンもコメントもあった)実際作品のTシャツやパーカーを着た観客も多く、1曲毎に大歓声で中にはスタンディングオベーションする人もいるなど舞台とはだいぶ違う盛り上がりを見せていて、正直肩身が狭かった感はある。前方席も残っていたが$49のメザニン席にしておいてよかったw

私はミュージカルのコンサートバージョンでよくある「セットや衣装は無いがセリフ込みで脚本通りに進行する形式」を期待していたので拍子抜けしたが、楽曲は好みなのでそれなりには楽しめた。とはいえ枠を損した感があるのは否めない。キャストアルバムで得られる以上の情報はなかったから。最後の曲の前にプロデューサーらしき人が、premiering in the UK と言っていたのでWE上演されるのだろう。公式サイトにも既に2025年にUK上演の表記がある。いっそどこか日本版も制作してくれないだろうか?フロップ作品を独自演出で日本上演するのはよくあるパターンじゃない。楽曲が好みなだけになんとか物語としても体験したいので、ぜひ実現してほしい。

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