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何年か前にオフBWで上演されたものがキャストを変えてBWに登場ということらしい。出演者は2人でオケもピアノとドラムの2人だけというオフBWらしいコンパクトな作品だが、主演をThe Book of MormonのオリジナルキャストであるJosh GadとAndrew Rannellsのコンビに変えることでオンBWでも集客できるという狙いだろう。実際その目論見は成功していて冒頭2人が登場しただけでショーストップに近いぐらいの大歓声が上がっていた。私も当然2人が目当てだしw

舞台は作曲家と脚本家兼作詞家のコンビが自分たちのミュージカルに出資してくれるプロデューサーを探すために制作中の作品を試演するという設定で進む。客席の我々が劇中の試演を見ている観客となるわけ。お金がないのですべての役を自分たち2人だけでこなすのだが、その役を見分けるために登場人物の名前を書いた帽子を被るのだが、帽子は早替えできるように大量に用意してありどんどん使い捨てられていく。なんなら被っていない帽子に話しかけるて舞台上に2人以上いる体で進めるなど、ベタな笑いを誘う小道具にもなっているのが面白い。

脚本も面白いとは思うが演者の力量に舞台の出来が大きく左右される内容だが、BoMコンビのJoshとAndrewなら面白くならないはずがないのだが、Joshを見るのははじめて。(AndrewはFalsettosで見たことがある)
モルモンでもそんな感じだったけど、Joshがすごいというか面白いんだよね。(もちろんAnderwもすごいが)2人のBoMは動画でしか見たことないけど、今回生の2人を見て想像していた以上にJoshのオーラ、存在感に圧倒された。2人を見るための舞台だけど興味があるなら見て損はないと思うな。

  • 金曜ということもあってか9:50到着でRUSH待ち29番目だった。途中離脱が4,5人いたのでRUSHは終了したかな…と思いながらもアナウンスがなかったので待ってたら、やはりもうないとのこと。でも枚数聞かれたので1枚と答えると$49でバルコニーの左端を提案され、土日もかなり早くこないと無理そうだろうし、TKTSに出直すのも面倒なので購入するとチケットにはRUSHと書いてあった。Playbill情報だと$40のはずなのでよくあるRUSH買えない人にもちょっと安く売るよってやつかな?

  • 元々オフBW作品だし設定的にも舞台セットは最小限で、未完成の作品の試演という設定のため状況説明などのトークも多くてストレートプレイっぽい印象で、英語的にはついていくのが大変だった。
  • なので、もし日本版が制作されれば答え合わせがしたい…とツイートしたら既に上演済みという情報を頂いた。オンBW上演に合わせて再演されないかな?
  • エンディングで客席から出資してくれるプロデューサーが登場する。どうやらこのプロデューサーは日替わりのようだが、客席は異様に湧いていたのですごい人だったのだろうか?
  • プロデューサーの登場を予想していたわけではなかったが、そういう展開かーぐらいで特に驚きはなかったので、毎日あのレベルで盛り上がっているなら、やっぱり日本とBWでは客席はぜんぜん違うよなと再認識した。

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