2016年まとめなど

      2017/01/16

写真は劇場の向かいのとおりにあるハミルトングッズの店。入場制限していましたw(10/8)

2017年も既に10日以上過ぎていますが、2016年に見たミュージカル関連は以下の通り

Something Rotten
She Loves Me
The Phantom of the Opera
School of Rock
Finding Neverland ×2
Daddy Long Legs
Shrek the Musical ×2
Sutton Foster Concert
リトルマーメイド
シネマ・ミュージカル・コンサート
Waitress
Holiday Inn
The Producers
The Color Purple
Fiddler on the Roof ×5
Falsettos
Matilda the Musical
Kinky Boots ×3
Amelie
A Bronx Tale
in transit
Sweet Charity
Rent

BWで20本、Papermillで1本、ロサンゼルスで1本、マカオで2本、来日公演が4本、四季が1本、コンサートが2本で計31本。2015年よりは増えているはず。

1年に3回BWに行ったのは初めて。(BW2回+WE1回とかはあった)
2015年は1回だったのでFun Home, Gigi, Doctor Zhivago, An American in Paris, Something Rotten と見たかったけど見れなかった物が結構あった。
けれども3回行くとかなり見れますね~
前年見逃したSomething Rottenを回収し、もう一度見たかったFinding Neverlandを入れても、かなりの作品を見ることができた。どうしても見たかったのに…というのはTuck Everlasting(短命だったからしゃあない)とHamilton ぐらい。Hamilton は今年回収したいなぁ。
枠があればShuffle Along とOn Your Feet も見たかった。

この中でダントツに良かったのは、Fiddler on the Roof とDaddy Long Legs の2作品。ここのところツイッターではFiddler ばかり押していましたが、実はDaddy も甲乙つけがたいぐらい良かったのです。
大劇場に大人数、スケールの大きさに圧倒されたFiddlerと、小劇場に2人の俳優オケも3人のミニマムなDaddy、対象的な作品でしたが共に強く響いたんです。
この2作品を見た衝撃は、今年じゃなくこれまで全ての観劇体験の中でもベスト10に入るよ。他は2012年WEのMatildaに2013年BWのMary Poppinsに2015年Finding Neverlandに…以下略。(今度ちゃんと考えます)

その次に来るのは、in transit, Something Rotten, Holiday Inn, Sweet Charity, 辺りですかね。
超ハズレっていうのはなかった…と思う。
色んな人の評価や感想をネットで見ますが、全然一致しないなー 当たり前ですが、人の好みは様々ですね。

10月のBWの感想なんてFiddlerしか書いていませんが、今更全部書くのは記憶的にも時間的にも無理。でもちょっとだけ残しておきます。

Phantom01

The Phantom of the Opera

木曜マチネはこれしかなかったんで見に行ったけど、正直舐めてました。ゴメンナサイ。
セリフ無しの全編歌もの、笑いがない、というあまり好みではないタイプの作品ではありますが、やはり名作と呼ばれるものは見応えがある。
レミゼに関してはWEの劇場より25周年コンサートを映画館で見た時の方が感動したんだけど、オペラ座は逆でした。25周年よりBWの劇場のほうが断然良いです。
劇場が物語の舞台で、観客席も演出の一部になっているからですかね。
ちなみに一度四季で見たことあるのですが、全然記憶にないw

SLM01

She Loves Me

当日券なのに最前列だった。しかもクーポン使ったのに。
クラシカルな感じですが楽しい!難しいことを考えなくてよいラブコメってミュージカルにぴったりだよね。
これは後日ストリーミングで見れたのも良かった。3回ぐらい見た。ダウンロードでいいから販売してほしい。
アイスクリーム最高!あとお客様がお帰りの時のジングル風のメロディも面白い。

Rotten01

Something Rotten

トニー賞のパフォーマンスを見て楽しみにしてたのですが、期待以上に面白かった!
メッセージ性が薄く、エンタメに徹しているのが素晴らしい。
内容なんかなくても楽しけりゃいいんです!w
残念ながら、Brian d’Arcy James はお休みでしたが、Christian Borle は見れたよ。
教養がないのでシェイクスピアネタは殆ど分からなかったけど、ミュージカルパロディネタはだいた分かった!ミューヲタとしての基礎知識は身についてきたかな~と思っていたけど、そうでもなかったw

この動画を見ると半分ぐらいしか気づけていなかったです。とんでもない密度で詰め込んであるのね。
ほぼ予習無しで臨んだのですが、正解でした。
Book of Mormon の時は事前にサントラを聞いたら、ラストの曲で殆どオチが分かっちゃったからなー(これもサントラ聞いたらオチは分かるタイプ)
更に言うとモルモンと同じ系統のオチでした。(モルモンのスタッフが制作に関わっているらしい)
来日公演期待してまーす。

SoR01

School of Rock

開場時間、ドアが開くときにお兄さんが “Ladies and gentlemen. School is open! “って言ってた。イキだねー
楽しかったし、また見たいという気持ちもあるんだけど、期待したほどじゃなかったかな。
マチルダの子役達の群舞の揃いっぷり、キレの良さと比べると、SoRはちょっとヌルく感じた。
振り付けの方向性も違うし、そこまで求めてないってことでしょうが。こちらの主役は大人のデューイだしね。
序盤にあるルームメイトのネッドの彼女が「いい加減に夢を追いかけるのは止めろ」って説教する歌がサントラに入っているのと変わっていた。サントラの曲の方がインパクトあったんだけどな。
劇場でシエラを見たのは初めてだけど、オペラ座の彼女が好き♪という人にはシエラの無駄遣いに思えるんじゃないだろうか?
子役は委員長のサマーとベースのケイティとスタイリストのビリーの子が良かった。特にビリーの子はほんとに上手かった。ケイティの子は雰囲気が良かった。
SoRは舞台上のパフォーマンスの出来ももちろんだけど、客席の反応によっても楽しさが大きく変わる。”アタリ”のお客さんと一緒に見れた方が断然楽しいこと間違いなし。そういう意味では来日公演(あるかな?)よりBW向きの作品だと思う。

Waitress01

Waitress

予習で見た映画からは想像もつかないほどコメディ化されていた。しかもちょっと下品じゃね?ってぐらいシモネタよりの笑いが多い。
あと英語が辛かった。映画見てなかったらポカーンだったと思う。
トニー賞で印象が良かったKimiko Glenn は残念ながら見れず。代わりにGleeのティナ役だったJenna Ushkowitz を見た。
Jennaも良かったのですが、それ以上に彼女のお相手のオギー役Christopher Fitzgerald が全力で面白いの。この人はトライアウト時は出ていなかったみたいなんだけど、キャス変大正解なんだろうな。
コレもまた見たい。(ちゃんと歌詞を読み込んでから)

Producers01

The Producers

Papermill の作品は新作のトライアウト(といってもノートルダムの鐘しか見たことないけど)以外は、BWよりチョイ落ちる感じがするのは否めない。そもそも比較するのが間違っているのでしょうが。
プロデューサーズも楽しかったけど、映画と同じだなーという印象。主演の2人を始めみんな映画キャストと同じような雰囲気、演技でした。
まあ映画の2人はオリジナルキャストだし、当たり前だよねと思っていたのですが、Fiddlerを見てその考えは一変しましたね。
力のあるキャストなら、オリジナルキャスや映画版の影を感じさせない演技ができるんだなって。そこがプロデューサーズとFiddlerの決定的な差でした。
とはいえ、プロデューサーズは初見だし見ることができて良かった。

Purple01

The Color Purple

カラーパープルは正直見るか迷った。だって予習で見た映画があまりにも辛い話だったから。(2度と見ないと誓いましたw)
白人が黒人を差別するかと思っていたら、黒人が黒人を差別する、しかも家庭内での差別や暴力の話だとは…
それでもトニー賞で見たシンシアの歌があまりにも素晴らしかったので、見に行った。
で、実際に見るとまた衝撃なの。このストーリーでここまで笑いを入れてくるわけ???
いや、コメディ大好きで笑いがない作品はむしろ苦手ですが、カラーパープルであれ程笑いを取りにくるとは思ってもみなかった。
BWの演出家はどんなシリアスな作品でも笑わさずにはいられないのだろうか?
もう一つ、カラーパープルでさえも客席は白人客が大半。BWって本当に白人文化なんだなぁと実感した。

Falsettos02

Falsettos

ネットの感想を見る限り、見た人はみんな絶賛のFalsettosですが、私はちょっと苦手。だって全編歌なんだもん。(シツコイ)
その辺は事前情報である程度予想していたんだけど、キャストの魅力、特にモルモンのオリジナルキャストAndrew Rannellsが見たいというミーハーな思いがまさり足を運びましたw
あと英語力的にも辛かった。更に疲れがピークだったのか2幕はかなり寝てしまいました。もったいない。
でも映像に残ることが決定したので、もう一度見たいと思います。演出面で確認したいこともあるので。

KB01

Kinky Boots

2013年の開幕時にMatildaとあわせて見て、とても良かったのです。
が、Matildaびいきの私はその後のトニー賞の結果に納得がいかず、Kinky BootsよりもMatildaの方が…とずっと根に持っていましたw
他はともかく、楽曲賞だけはMatildaじゃないの?って。
とにかく、今回の来日公演を見てよくできているなとあらためて感じました。
エンタメとしては最高に楽しい。そりゃ盛り上がるって。結局3回も見たよ。
トニー賞の事は忘れてあげるとしようw

 

 

 - Falsettos, Kinkky Boots, Musical, School of Rock, She Loves Me, Something Rotten, The Color Purple, The Phantom the of Opera, The Producers, Waitress