StubHubという選択肢

      2018/09/10

今回はじめてStubHubでチケットを買った。
きっかけはTelechargeの調子が悪かったこと。My Fair Ladyの残席状況がアクセスする度に不自然に変化し、なんとか支払いまで進んでも最終的にエラーで買えない。渡米まで残り1週間もなくかなり焦ったが、以前StubHubを上手く使えば安く買うこともできるという情報を目にしたことを思い出した。試しに覗いてみると、ほぼ毎公演それも数十枚レベルで売られていましたよ。

StubHubはいわゆるチケット転売の仲介サイト。転売サイトを利用することには多少の抵抗もあったが、今のBWはどうせ転売されるから最初は高く売るよ!って感じでプレミアムシートだらけだし、ticketmasterだと一度買ったチケットをリセールに出すこともできる。
要するに転売はある程度認められているわけ。それならいくらで買うか?ということが重要で転売者に極端に儲けさせなければいいかなと試してみることにした。

結論から言うと、個人的にはアリ。今回3公演で4回(何故4回かは後で)買ったので、結果を忘備録を兼ねて記しておく。

ケース1 My Fair Lady

最初に買ったのがMy Fair Lady
4/4(水)の夜公演を3/31(土)に175(出品価格)+42.11(手数料)=$217.11で購入。座席位置はLoge RowA101、2Fの最前列なのでほぼ定価ぐらいか?と判断。(StubHubでは定価の表記はない)
ところが現地でチケット受けとり驚いた!

見ての通り額面$97、ウソでしょ安すぎない?よく見ると席番の上に”GRPRTY GP”の表記。おそらく団体割引だろう。ヤラれた!そういえば横一列まとめて6枚ぐらいの出品だった。

劇場で見た当日の定価が$177なので支払い額はほぼ定価(手数料は除外)だが、出品者は$78も利ざやを稼いでいるわけで悔しい。
これはリベンジするしか無い!

ケース2 Frozen

リベンジはしたいがラッシュやTKTSで安く買えるのにStubHubはなぁ…手間もかかるし。
そこでFrozen、ディズニーの人気映画のBW版ということもあってかチケットはかなり売れている。(といっても完売はしていないのがミソだった)
これは当日の19時ちょい前ぐらいに105(出品価格)+25.1(手数料)=$130.1で購入。座席位置はメザニンのA3でまたしても2F最前列。

今度は上記の通りMobileチケット。購入後にアプリでQRコードのチケットをダウンロードするのだが額面が表記されていないのでいくらのチケットだったか不明。
ただこの席も横一列10席ぐらいまとめての出品だったため団体割引の可能性もある。

劇場では定価を確認できなかったが、さっきticketmasterをのぞくとメザニンのC列は$127.5だったので、手数料込みでもほぼ定価と言えるが、団体割引であれば出品者に儲けさせた可能性は拭えない。といってもMy Fair Ladyほどの利ざやはなかろう…と思いたいw

ケース3 Angels in America

なかなか完全勝利!とは行かないwと思いながらも、今回はこれで終了のはずだったが、AiAでトラブル発生。ラッシュチケットが買えなかったのだ。劇場着の9時時点で40人近く並んでいたので覚悟はしていたが案の定無理だった。
ちなみにAiAは連日TKTSで50%オフなのだが、そういう演目でもラッシュまで不人気とは限らないという点で勉強にもなった。おなじくTKTS毎日半額のEscape to Margaritavilleは9時到着で2番、10時着でもラッシュ余裕だったので演目によってかなり差があるようだ。もっともEtMは木曜、AiAは土曜という差もある。

とにかくラッシュが買えるか不安なので、並びながらStubHubをチェック。その後10時にBOXオフィスがオープンして10数人でラッシュは売り切れ。その瞬間に目星をつけていた席はゴソッとなくなった。皆考えることは同じかw
ラッシュが売り切れたというアナウンスと共に$89のチケットを売るという案内があったので少し考えていたのだが、決断が遅れるとダメだね。

気を取り直し再度アプリをチェックすると、85(出品価格)+23.66(手数料)=$108.66というチケットが1Fの最後列とはいえ格安だったので購入。これは1,2部合わせての値段だからラッシュが買えなかった人に売るというチケット$89×2=$178に比べても半額近い。(AiAはマチソワで2部構成)

流石にこれは勝利だろう(何に対して?w)1勝1敗1分ってとこか…と宿に戻りながらも何となくStubHubを見ていると、さっきまではなかった1F中央ブロック前から4列目という超良席が…95(出品価格)+25.71(手数料)=$120.71という破格値で!
え!こんな良い席がこの値段。まだ開演まで時間は十分あったのに大失敗だーーーーーいや待てよ、さっきのチケットと合わせたって十分安いじゃん!どうせ完売しないし(出品自体はたくさん残っていた)、1枚捨てても見られなくて泣く人はいないよな。迷ってるとこれもなくなるぞ!!!
で、買っちゃった♪(実際は10分ぐらい悩んでたw)

チケットを受け取ると、最初に買った1番後ろの席が額面$99×2、後に買った前から4列目がなんと額面$249×2で格安チケットという意味では大勝利かと。
1枚無駄にしたにことに目をつぶればw
とはいえ無駄にしたチケット込みでも229.37÷2≒$114.7/公演なので十分割安と言える。
当日の価格を見てもAiAに関しては劇場よりもTKTSよりもStubHubが全体的にお得だった。

ちなみに余ったチケットは「欲しい人にあげるよ!」とつぶやこうかとも考えたが、日本ならともかくBWでそんな急に見つかるわけもなくやめましたw

ピックアップセンター

購入したチケットの受取は郵送も利用できるが、日本に送ってくれるかは不明。(利用する気がないので調べていない)
ホテルへの郵送はできそうだが、BW観劇で利用するなら現地でのピックアップがオススメ。なんとマンハッタン内にチケットをピックアップできる場所があるのだ!
そもそも観劇当日に購入した場合、郵送は不可能。DLチケットかピックアップにならざるをえないが、チケットによって受け取り方法は決まっている。事前購入したMy Fair Ladyに関してはUPSかピックアップか選択可能だった。(なぜかWEBではピックアップが選べずにアプリだと選択できた)
スマホで購入後、しばらくするとチケットが準備できたという通知が来るので、後は取りに行くだけ。メチャクチャ簡単かつ便利!ちなみにチケットの状況を調べるのはPCでWEBが見やすいが、購入はスマホでアプリの方が便利。(なぜか入力項目も少ないようだ)
ピックアップセンターからTKTSまで徒歩で10分弱なので劇場街までもそれほど遠くない。

その他気付き

  • 手数料が購入手続きを進めるまで分からない。購入価格にあわせて上下するようだが、サイト内を探してもルールが見つからない。
  • Frozenを買う時に気付いたが、ticketmaster公式サイトのリセールとStubHubの出品は同じだった。他公演もすべてticketmasterのリセールがStubHubと連動しているか?は分からないが、Frozenに関してはそうだった。残席、値段ともに一致していた。
  • 公演によってチケット量、価格は大きく変わる。BWなら量は豊富だが、PapermillのStingを検索すると殆ど出品されていなかった。BW公演なら開演直前まで入手できそう。My Fair Ladyのような人気公演は公演時間が近づくと少なくとも良席は値下がりせずに売れていく。一方、Frozenは2,3F席なら30分ぐらい前になると価格が下っていた。3Fは$30の席も。手数料込みでも$50以下なんじゃないかな?その後2F席を$30で買ったという話も聞いた。
    ちなみに開演直前にアプリで確認したスクリーンショット。3F席とはいえ投げ売り状態。これはDLチケットなので劇場前にいれば間に合ったはず。
  • 並びの2席が販売されている場合、1席では購入できないことがほとんど。3席以上並んでいる場合は1枚でも購入できる。もっともこれはStubHubに限らず公式サイトでも大抵はそう。こんなところでも欧米のカップル文化が実感できる。
  • チケット受取時はアプリの購入画面を見せID(パスポートでOK)を提示すれば良い。
    ロゴ入りケースに入った状態で渡される。

最後に

とにかく郵送ではなく現地でチケットをピックアップできるのは画期的すぎる。少なくともイベント当日に販売されているチケットは既にピックアップセンターに用意されているようなので、ほんとに入手できるのか?という心配もない。
アプリも割と使いやすく日本の転売サイトより敷居が低いのでは?(利用した経験が無いのであくまでイメージ)
転売サイトは抵抗ある人も多そうだし万人にはおすすめできないが、入手困難なチケットを高額で買うのではなく定価以下で安く買うこともできる。今回のAiAのチケットのようにメチャクチャ良席が格安で手に入ることもあるわけで、多少手間はかかるけどゲーム感覚で楽しめる人は選択肢に入れても好いかも。
次回以降もお得な席があれば利用するかも。

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