A Man of No Importance

   

オフBWで上演されている作品で、最初存在を知らなかったのだが人気シットコムBig Bang Theoryにシェルダン役で出演していたJim Parsonsが主役だと聞きミーハー心丸出しで見に行くことにした。だが私の英語力では覚悟していた以上に難しく、Wikiであらすじを読んだ程度では全然ついていけなかった。(もしあらすじすら読んでなければ何の話かすら分からなかったではないかと思われる)

では全然楽しめなかったのかといえばそんなことはなくて、オフBWの小さな劇場で三方向を囲む舞台構成で客席側の通路を出演者が頻繁に利用し、舞台上にいる出演者の一部はオーケストラ(舞台後方に専任オケも4人いる)を兼ねて楽器を演奏する演出がとても良かった。囲み舞台も役者が楽器を演奏するスタイルも大好物なのでw 主人公がアマチュア劇団の舞台監督で他の役にもその劇団員が多数存在するため、舞台上の出演者達が楽器を演奏するのは劇中劇を意識させるためだろう。下の写真で見える囲み舞台のカーテン側は単なる舞台袖ではなく劇中で何度も開け閉めされる。そして先にも述べたが客席側通路も頻繁に出演者が通るし、そこにとどまって演技が続くこともある。「劇中劇サロメの上演のために稽古をする人々を中心にした物語」を見ていたはずだが、”その物語”を演じる劇団を見ている気がしてきた。よくあるメタだろ?といえばそうなのかもしれないが、もっと深い何かがありそうな気がするのだが…

  • チケット代払ってその劇団を見ているわけなので間違ってはいないw
  • 舞台上で楽器が演奏され、楽曲はケルト風味といえばONCEだよねー
  • 初演時は2幕構成だったようだが今回は1幕、それでも上演時間は2時間あったのでちょっと辛かった
  • 初演のキャスアルを聞いても全然ピンとこなかったが、おそらく編成が小さくなってアレンジが変わっているのためか、楽曲はとても心地よかった。今回のバージョンでもキャストアルバムをリリースしてほしい
  • オンラインロトを出しているので何度かチャレンジしてから見るつもりだったが、Tainiqueの近くで上演している事に気づいたので同じ日に見たほうが良いかも…と公式サイトをチェックしに行くと続けて見られる公演のチケットは1枚しか残ってなかったので慌てて買った。後でもう一度確認するとSOLD OUTの日も多いが戻りもあるようで1,2枚残っている日もちょくちょくある。滞在最終日の夜公演が$87であったのがもったいなかったかもw(買ったのは$132)写真の通り座席はどこで見ても問題なかったし
  • Jim Parsonsはやっぱりシェルダンだったw もちろん演じるキャラは違うのだが、刷り込まれているから?w

 - Musical