Warning: Use of undefined constant ‘thumb240’ - assumed '‘thumb240’' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/fiesta7070/fiesta7070.com/public_html/wp-content/themes/giraffe/functions.php on line 81
WEとBWのマチルダの違い | ミュージ"かる"の部屋
Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/fiesta7070/fiesta7070.com/public_html/wp-content/plugins/wordpress-ping-optimizer/cbnet-ping-optimizer.php on line 475

WEとBWのマチルダの違い

      2016/04/18


Warning: Use of undefined constant ‘full’ - assumed '‘full’' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/fiesta7070/fiesta7070.com/public_html/wp-content/themes/giraffe/single.php on line 46

WEとBWのMatildaには、実はちょっとした違いがあります。

劇中でマチルダが語る”Story”の主人公がWE版では”Escapologist”と”Acrobat”、縄抜け師と軽業師と訳せばいいのかな、この縄抜け師がBW版では”Escapologist”ではなく”Escape Artist”に変更されています。
“Acrobat”はそのままです。
Broadway Worldの掲示板ではアメリカ人は”Escapologist”という単語を知らない人が多いと言われていました。
(大人は知らなくても大抵意味はわかるようですが)
BWでもプレビュー開始当初は”Escapologist”だったのですが、途中で”Escape Artist”に変更されたようです。
あと、この縄抜け師と軽業師が行なう出し物の名前(と言うか技の説明?)

‘The Burning Woman, Hurling Through the Air, with Dynamite in Her Hair, over Sharks and Spiky Objects, Caught By the Man Locked in a Cage’

この中で”Hurling”という単語も”Flying”に変えられています。
(同じ理由でしょうね)
BW版のサントラでは元のままなので、開幕から結構時間が過ぎてからの変更のようです。

3:50からのRILEIGH McDONALD(BWマチルダ)が”Flying through the air”と言っています。
(“Escape Artist”が確認できる動画がないんです)
ちなみにこの動画は劇中4回出てくる”Story”のうち最初の2つをつなげたものです。
一番美味しい役回りなのは4:08からのALEXANDRA VLACHOSですね~
“Pregnant”の一単語だけですがw
これBW公演の3周年を祝う動画だったんですけどね…

あとオープニングも違います。
WE版は鐘(ハンドベル)が鳴った後、いきなり”Miracle”が始まるのですが、BW版では序曲があります。(鐘の音は無いようです)
これはどんな感じか一度見てみたかった。

それから、初期のWE版からカットされたシーンもあります。(これはBW,WE共通です)
原作小説にもあるように一幕の”Naughty”でのマチルダの仕返しで頭に帽子が糊付されてしまった父親のワームウッドが、タイヤの空気入れを使って帽子を吹き飛ばすシーンが当初WE版にはあったのです。
時期は不明ですが、おそらくはBWへのトランスファーの過程でこのシーンはカットされたようです。
BW版でプレビュー初日に見た時に既にこのシーンはなく、同じ年の10月にWEで見た時にもこの場面はありませんでした。
そのため記憶違いで、最初からそんなシーンなかったのかな?とも思っていたのですが、ある時その痕跡を発見したのです。

matilda12

matilda13

上はWE版の一番最初のトレーラーから、下はBW公演の動画から切り取った二幕のほぼ同じシーンですが、上では帽子がなくなってハゲになっているのですが、下では前述のシーンが無くなったため帽子をかぶっているのです!
この発見で4年も抱えていた疑問が解決しましたw

ラストシーン、あることがきっかけでマチルダは父親を許しそのピンチを救います。
その事でワームウッドは自分には理解できない存在ながらも、ようやくありのままのマチルダを認めるのです。
この和解を示す象徴として、帽子が頭から取れるのです。
ワームウッドがマチルダの存在を認めたことでマチルダの自尊心も満たされ、もう復讐も仕返しも必要ないという気持ちになったことでずっと頭に張り付いていた帽子が取れる。
良いシーンではあるのですが、帽子を吹き飛ばすシーンは劇場内もバカ受けの強烈な場面だっただけに残念でもあります。
結果として、原作小説とは違いマチルダとワームウッドはきちんとした形で別れることになります。
親子が全く分かり合うことなく別れを迎える小説のラストは、読者である子供はともかくその親から見ると後味が良いとはいえません。
劇場に来たファミリーが親子共に満足して家路につくためには必要な変更だったんでしょうね。
この改変は素晴らしいと感じます。
(母親は全くマチルダを理解しないまま終わりますが)

 - Matilda the Musical, Musical